定ニャンの会さまから、活動のご報告をいただきましたので、
ご紹介させていただきます。
いつも野良猫たちのためにありがとうございます

飼い主を募集している子もたくさんおりますので、ぜひHPをご覧ください★
一匹でも温かな家族になれるよう皆様のご協力をお願いいたします。
定ニャンの会HP ゆのまちねこブログ
http://blog.goo.ne.jp/mahuyunonekoまた、当会で札幌市どうぶつ愛護センター建設の署名運動を行っていますが、
飼い主のいない猫対策には施設の建設は必須です!
署名数が伸び悩んでいます!
どうかご協力お願いいたします!
署名は、ネットでも専用の用紙でも出来ます。
詳しくは以下のページからご覧ください!
札幌市どうぶつ愛護センター建設特設ページ
http://shippo.or.jp/syomei2015.htmlネット署名
http://goo.gl/lr0y1U札幌市の動物愛護管理行政の大きな転換期です!
札幌市民はもちろん、北海道民、全国のみなさま、ぜひ応援してください!

以下、定ニャンの会さまからのご報告です

3月17日、25日の両日、しっぽの会『飼い主のいない猫基金』の助成を受けさせていただき
ガイア動物病院にて計4匹の避妊去勢手術を終えました。

最近の定山渓の猫はエリアによっては捕獲器をバカにして全く入らなくなり困った状態ですが、
今回は別なエリアで捕獲スポットを見つけ成功しました。
このエリアの廃屋とその横の車庫が屋根の雪の重みで崩壊。
もともとこの車庫周辺は猫の足跡が多く、猫の隠れ家だと睨んでたのですが、
崩壊後車庫内を覗くと、濃い猫臭の漂うガランとした空間がありました。
勝手ながら少しの時間、場所を拝借させていただき捕獲器設置。
ここがよかったみたいです。
たった一週間でこれまでに5匹入って今のところ捕獲率100%です。
しかし、そのうちの3匹はもうすでに避妊去勢済みのTNR猫でした。
捕獲器を学習してるはずなのに、このエリア、入る仔は2度も3度も入っちゃいますね。
残り少ない未避妊・未去勢猫だけを捕獲するのがだんだん難しくなってきてます。
手前ブルーシート内に捕獲器設置。
雪穴を出たり入ったりしてた「ちゃーちゃん」を見つけました。
メス猫なので早く捕獲しなければ!とずっと気になってた猫でした。

夜、再度見に行くと入ってくれてました。捕獲器の中でじっとしてるのは寒かったはずです。

数日後、他の猫とガイア動物病院へ。
「ちゃーちゃん」は着床して2週間位の小さな4匹を身ごもっていたと説明がありました。

ブルーシート内にある捕獲器に入ってしまった仲間の猫を心配気に見守る猫。
後日この捕獲器に入ったオス猫、「車庫トラ君」まだ1歳です。
この一帯はホテル街ではなく、TNRした猫を理解し面倒を見てくださってる方々が数軒います。
トイレも空き地でしてるのでその方たちから糞尿の苦情はありません。
でも地域の方の負担を少しでも減らすために、「ちゃーちゃん」も「車庫トラ君」も
避妊去勢後リターンせず、会で保護することにしました。
まずは信頼関係を築かないと。こんな風に拉致された野良猫たちは
美味しいご飯くらいではなかなか心を開いてくれません。

こちらはホテル街の猫。
喧嘩っ早くて食欲旺盛 男の中の男、「ソックスB若」
ここは捕獲器に入る猫はほとんどいません。まず、みんなそれほどご飯に困っていません。
昼間、観光客等からなにがしかもらってることも多いです。
なので網で捕獲しました。
男のメンツ台無しです。

ガイア動物病院でウイルス検査をお願いしました。エイズ(+)でした。
エイズとわかった猫はリターンさせられません。
この仔も会で保護しました。
似たような猫が何匹かいますが、この仔はルーツも分からず年齢不詳です。
去年から見かけてはいましたが、
この辺りの猫たちとは一線引いて生活し生きるための知恵は喧嘩に勝つこと。
でも家に入れてからの様子はおとなしく全く威嚇もせず、案外いい仔にしています。

こちらも別なホテル付近ですが最近、夜の捕獲で本当に困るのがキツネです。
温泉街を夜な夜な歩き回って、餌を食べてる猫を追い払い、捕獲器にも入ろうとします。

もちろんキツネも空腹なのはわかるのですが、
猫と違ってキツネは本来野生動物なので山に帰って自力で食事してもらいたいものです。
また、わざわざキツネ用に餌を置いて行く人もいてどうしたものかと思います。

そうした夜の捕獲の苦労の果てに入ってくれました「しかまる君」。
通りがかった猫好きそうな地域の男性が『あっ、入ったな』と言って立ち止り
『この猫はこの辺の古株だよ』と教えてくれました。
古株なら、私たちも知ってそうな気がするんですが、
夜型で昼は全く出てこない猫がいますからそのタイプなのでしょうか。この時23時でした。
前足は喧嘩した噛み傷なのかぼっこり膿んで腫れてました。
翌日ガイア動物病院で、前もって抗生剤と傷の処置をお願いしておきましたが、
足だけでなく身体中が傷だらけだったとのことでした。

情けない顔をしてるけど、喧嘩が強いから生き延びてきたんでしょう。
この仔は何日かしたらリターンさせようと思っていたんですが、
メンバーの引き留めもあり保護することにしました。
何ともいえぬこの風貌が好きという方きっといると思います。
結局今回の4匹、迷いながら不安ながらもリターンはやめて会で保護し、
人慣れ修行を開始することにいたしました。
去年、多くの猫を避妊去勢しました。
その中で保護した猫の中には病気の猫もけして少なくはないことを
知ってしまったのでリターンは余計に迷うようになりました。
かといってすべての猫を保護する余裕も人手もなく、毎回、毎回、リターンする地域の
実情なども考えながら進めていこうと思います。
来年の今頃には、優しい里親さんの膝の上にいられる事を想定し私たちも努力していきます。
しっぽの会様、ガイア動物病院様、いつもありがとうございます!