飼い主のいない猫活動レポート
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会

2014年08月01日

札幌市西区発寒S様グループのTNR活動レポート

札幌市西区発寒S様チームから、TNR活動報告をいただきました。

日々の猫たちのお世話や不妊手術を行うため病院への搬送等、
本当にお疲れさまでした。


━━━ 先にTNRについてご説明させていただきます☆

Trap-Neuter-Return Programは頭文字を取ってTNRと略され、
世界の野良猫サイトで共通して出てくる言葉で野良猫問題の推奨される解決方法です。

・Trap:トラップ(捕獲器)で野良猫を捕獲すること      

・Neuter :ニューター(不妊手術のこと)

・Return:リターン(元の居住場所に戻してやること)Releaseが使われることもあります

つまり、捕獲器で猫を捕まえて、避妊・去勢手術を施し、元いた居住場所に戻すことを言います。

また『地域猫』は、野良猫の問題を地域から排除して解決するのではなく、
人間の生活環境を考慮しながらも、
その地域で野良猫が共生できるよう妥協点を探す考えから生まれました。

北海道ではまだ認知度は高くありませんが、都市圏では盛んにTNRが行われ、
東京都千代田区や町田市のように殺処分がゼロになった自治体もあります。

地域から飼い主のいない不幸な猫を減少させ、
一代限りの生を全うさせる解決方法なのです。

『野良猫』が『地域猫』になり、
いずれは『家庭猫』になって温かな家族が出来ることが一番嬉しいことです。

以下、5月5日からの活動のご紹介をさせていただきます。


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<5月5日>

とっても美人なキジトラのエリカちゃん。
まだ幼い顔をしています。
5〜6か月くらいでしょうか。

とっても気が強い子です。
まだ幼い子なので、リリースするか
保護して里親さんを探すか迷いました。

一度リリースしてしまったら、再度捕獲するのは難しいからです。

とても気が強い子で、指を噛まれて
ものすごく腫れてしまいました。
こわかったんだよね。ごめんね。
今も毎日元気にご飯を食べに来てくれてます。





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<5月10日>

黒猫 通称「こんぶ」です。
毎年子猫を生んでは、車にひかれたりカラスにやられたり
を繰り返していた子です。

この子がいつもいる猫ハウスに様子を見に行くと
信じられない光景が・・・





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まだ目も開いていない、生まれたての黒の子猫が二匹
すでに亡くなっていました…

死産だったのか、育児放棄だったのかはわかりません。
毎年出産を繰り返していた子なので
とても弱っていたのかのしれません。

TNR活動で、過酷な環境の猫さん達を目の当たりにするのは
本当に辛くて辞めてしまいたくなります。

でも誰かがやらなければ、このようなかわいそうな命が
どんどん産まれては消えていくのです。



母猫こんぶには、なんと、お腹の中にすでに新しい命がまた宿っていました。
まだ猫の形にはなっていませんでしたが…
ごめんね、こんぶ。

これからは、もう自分のためだけに生きて行くんだよ。
もう過酷な出産、子育てはしなくていいんだよ。

とても辛い日でした。





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<5月18日>

最近ご飯を食べにくるようになった新顔のミケちゃん。

新顔だからか、他の子とも折り合いが悪く
すみっこでこっそりご飯を食べていることが多いです。

早くみんなと馴染めますように。

とってもキレイな三毛柄です。
当然女の子ですから、早く捕まえて手術してあげたいと思っていた子でした。

車に乗せて移動中も、トランクからかわいい声でニャーニャー呼びます。

そして手術が終わって向かえに行くと先生から衝撃の一言が。

「おっぱいが張っています。おそらく授乳中でしょう」とのこと。

ニャーニャー言ってたのは、子猫を心配して呼んでいたのかな…

申し訳なくて涙が出ました。



野良猫さんが捕獲器に入っても、
よっぽどお腹が大きい妊婦さんでもなければ、
妊娠中か否か、ましてやオッパイの様子など見ることができません。

TNRの難しいところです。

こういう現実があると、辛くてこの活動を辞めてしまいたくなります。

リリースしてすぐに子猫のとこに向かうだろうと後をつけて探しましたが、
子猫は見つけられませんでした。

離乳直前で、子猫達は元気に巣立った・・・
または、優しい人に拾われて幸せに暮らしている・・・

そう信じて願っています。





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<6月18日>

次に捕獲したのはサビ猫さん。

初めてごはんを食べに来て捕獲器に入りました。

サビは当然、メスですから前回のミケさんのこともあり
病院には「もし授乳してる様子があれば手術を中断して連絡を下さい」
と言って預けました。

結果、授乳中であることがわかりました。

でも、オッパイの出具合から、離乳している可能性が高いということで、
とても悩みましたが手術してもらいました。

そしてリリース。

この子の子供達は、今保護して里親さんを探しています。





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(右)お母さんそっくりのサビちゃん (左)大人気長毛の茶トラくん

他に黒子猫が4匹と茶トラ子猫が1匹、何と、7匹の子猫のお母さんでした。

「子猫達を幸せにするからね。」とサビ母さんと約束しました。

絶賛里親募集中です。宣伝してみました。
ご希望の子がいたら、ぜひ!





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<7月21日>

次の子も、またまた黒猫さんのスガちゃん。

札幌市西区は今年、黒猫だらけです。

なんと、子猫と一緒に捕獲器に入りました。

そっくり。

子猫は保護しました。
里親さん募集しています!

スガちゃんは妊娠はしていませんでした。良かった!

リリースして、元気にしています。




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2014年07月18日

札幌西区発寒のS様グループのTNR活動

札幌市西区発寒で野良猫のTNR活動をされているS様グループ。

この度札幌市内の動物病院で野良猫の避妊手術を予定されていましたが、
何と避妊済みだったそうです!

やはり避妊・去勢手術を終えた野良猫の耳先カットは、
一目で手術済みと確認できる判別に有効な手段です。

以下、ご報告をいただきましたのでご覧ください。

S様、本当にありがとうございました。


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<のぞみ(右)兄妹>

去年の夏の終わり頃に野良猫が沢山いることに気が付き、
仔猫の保護や成猫のTNRを開始しました。

写真に写っている2匹のうち右側の猫が今回ご紹介する【のぞみ】です。

この春、捕獲しようとして捕獲器を仕掛けましたが、
お腹を上にして甘えて来たので抱っこして捕獲しました。

そして病院へ行き、お腹を開けてみたところ先生から
「もう避妊手術は済んでいます」ということでした。

誰かがのぞみをTNRしたようです。

しかし、避妊済みの印の「耳カット」がされていなかった為、
今回の様な2度もお腹にメスを入れることになってしまったのです。

とてもかわいそうなことをしてしまいました。

耳カットをかわいそうだから…との思いでしない人がいる様ですが、
かえってかわいそうなことになると思います。

耳カットは必ずして欲しいと思います。

のぞみの耳にカットをしてもらい、リリースしました。

2度も怖い思いをしたのぞみですが、
ご飯をあげに行くと以前と変わらず甘えてきます。
こんな性格なので本当は保護してあげたいですが、
この付近には猫が何十匹もいて今のところ保護は無理です…。

因みに数日前に分かったことですが、
写真の左側に写っている猫はのぞみの兄妹と思われるオス猫ですが、
タマタマが無い…つまり去勢済みでした。

やはり耳カットがされていないので、
捕獲出来たら耳カットをしてあげようと思っています。

この春から何匹もTNRしていますが、また他の猫についてもレポート致しますね。




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